審美

審美歯科は美しく見えることはもちろん、「よく噛める」「よく話せる」といった機能が正しくなることによって、
お口の健康や心身の健康を増進し、本当の意味の“美しさ”を長く保ってゆくことを目的としています。
歯並びや歯の色やカタチを整えることはもちろんのこと、
各個人で顔や表情が違いますし、残存している歯の本数も違いますので、
それらの条件を考慮したうえでトータルコーディネート的な審美歯科治療を行います。

特に女性の方は、口元にコンプレックスを感じておもいきって笑えなかった方が、
歯並びや歯の色を変えてあげることで、顔の表情がワンランクもツーランクも上がり、
引っ込みがちの性格が明るくなり、 洋服のセンスまで上がる人々を何人も見てきました。

■白く自然な口元
笑ったときの口元はやはり天然の歯に近い自然な色が
一番です。白い歯やホワイトニング、審美歯科にはいろんな方法があります。

■きれいな歯肉
笑ったときに健康なピンクの歯茎が見えるのはとてもよい感じですね
審美歯科ではきれいなピンク色の歯茎にすることが出来ます

■歯の色についての悩み
歯の色も個人差や年齢による変化があります。でも歯がすべて黒すんでいたり、歯の面
に茶褐色のスジがたくさんある時は、ご相談ください。簡単な治療で治ることもあります。


 


 

審美歯科の特徴
全顎矯正、MTM(部分矯正)、セラミッククラウン、ラミネートベニア、レジフィーリング、ブリーチング等
*さまざまな方法の中からいくつかを組み合わせ、治療を進める事が重要です。
審美歯科で考慮しなくてはならない点は出来るだけ天然の歯を削らない、
上下の噛み合わせを機能的なものにする、 歯肉の健康を確立するといった点が上げられます。


審美歯科治療、素材の違いによる特徴
● オールセラミック
オールセラミックは、最も生体親和性が高く、耐食性にも優れていると言えます。
オールセラミックを使用した治療の一番大きな特徴は、 体にやさしいセラミックのみを使用しますので、
金属にアレルギーのある患者さんにも安心してお使い頂けると言う事です。
但し、非常に硬いという性質の反面、衝撃にはたいへん脆い特性を持っています。


● メタルバッキングセラミック(メタルボンド)
金属とセラミックを張り合わせたさし歯の事を指します。現在、一般的に製作されている
セラミックのさし歯がこのタイプです。 金属フレーム(土台)の上に、セラミックを焼結させた構造ですので、
もっとも自然の歯に近い色や形、歯並びを再現できます。
長期間お使いになられても、色が変わると言った変色の心配もありません。 フレームに使用する金属には、
金主体のものと、 金とその他の金属との合金のものとがあります。金の含有量が多い金属を使用する程、
体に対する異害作用は少なくなります。


● ハイブリッドセラミック
レジン(プラスチックみたいな物)に、セラミックスフィラーを配合した素材で製作されたさし歯を
ハイブリッドセラミックスと呼びます。 この素材は、セラミックに比べ軟らかいので
対合歯との当たりがソフトであり、 破損した時でも修復が容易に行なえます。 しかし軟らかいだけに、
対磨耗性(磨り減り)はセラミックにかないません。 また吸水性がある事から、
セラミックに比べて汚れや細菌が付きやすく、 長期間お使いになると変色を起こす場合があります。


● ラミネートベニア
歯の表面を一層削り落とし、そこにセラミックまたはプラスチックの薄いシェルを貼り付ける治療法です。
小さい歯を大きくして歯と歯の隙間を閉じたり、着色・変色した歯を白く見せる事ができます。
歯を削る量が少なくて済みますが、歯の形、歯並びの修正には限界があります。


● ホワイトニング
ホワイトニングとは、プラスチックやセラミックといった人工的な材料で変色を被い隠すのではなく、
あなた自身の歯を白く漂白する治療法です。 歯の形や歯並びを変える事はできませんが、
歯を削る必要はありません。


● 審美、咀嚼機能回復義歯
通常の保険の部分入れ歯ですと、義歯を安定させる為に金属の針金が必要となります。
審美、咀嚼機能回復義歯では、 金属の針金をできるだけ目立たなくしたり、
義歯に仕込む特殊な装置により金属の針金を取り除く事も可能です。

部分床義歯、総義歯(全部床義歯)とも、患者様個々に合わせた人工歯をご用意する事ができます。
また奥歯においては、 咀嚼効率と対磨耗性を向上させる為に、噛み合う部分を金属で製作する事が可能です。

歯肉となるレジン(プラスチックのような部分)も、患者様個々が持つ自然な歯肉の形や色を再現する事もできます。

総義歯では、義歯の安定と維持の為にインプラントを支台とする治療方法も用いられます。


ホワイトニング

歯はもともと白くなくわずかに黄ばんだ色をしていますが、ホワイトニングでは、
健康な歯を削らずに白くすることが可能です。
その方法には、歯科医院のみで行うオフィスホワイトニングと、おもに家庭で道具を使って行う、
ホームホワイトニングに分けられます。 またこれら2つを併用することもあります。
また、厚生労働省で認可されたホワイトニングを行うための薬剤も、近年浸透し始めています。


 

 

■オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングはホワイトニングマシーンによりファイバーと最新工学技術を使った2枚の
レンズでフィルターをする事により 紫外線や赤外線をカットしてホワイトニングを行う方法です。

【オフィスホワイトニングのメリット】
■ 歯の清掃をきちんと行った状態で行うことができる
■ 1〜数回の来院で白くすることができる
■ 歯の白くする度合いをコントロールすることができる
【オフィスホワイトニングのデメリット】
■ 高濃度の過酸化水素を使用するため、誤って歯肉などにつくと、白くなったり痛みが出たりする
■ 1回の治療時間が40〜60分と比較的長い時間を要する
■ 高額のレーザーや光照射器を用いるので、費用も高額になりがち
■ 高濃度の過酸化水素を短時間に用いるため、歯の表面の変化が大きく、後戻りが大きい傾向が見られたり、
透明感が失われたりすることがある

 


オフィスホワイトニングの流れ
1、カウンセリング
ホワイトニングができるか検査し、同時に歯の色の診断、写真を撮ります
*下記の方はホワイトニングできません
・健全でない歯、虫歯がある場合
・無力カタラーゼ症
・妊娠中、授乳期の女性
・重度の歯肉炎や歯周炎の場合

2、クリーニング
歯をしっかり磨き、歯の表面の汚れを取ります。

3.歯肉保護・ジェル塗布
歯の周辺を保護し、ホワイトニング剤を歯の表面に塗ります。

4、光照射
約10分×3回の光照射をします。ホワイトニング剤の除去と再塗布を含めると約
45分間ほどで終わります。個人差により照射時間が変わることがあります。

5、
最後にもう一度歯の表面を磨き、フッ素コーティングを行いホワイトニング完了後の
歯の色の診断を行います。

ホームホワイトニング
自宅でホワイトニングを行う方法ですマウスピースとホームホワイトニングキットを自宅へ持ち帰り
ご本人でマウスピースの中にホワイトニングジェルを入れて使います。
じっくりと歯を白くしていきます。多くの場合4週間程度の時間をかける事が最良の結果をもたらします
ホームホワイトニングには就寝中に行うタイプと、就寝前に行うタイプがあります。
より自分にあったもの相談していきます。
一ヵ月後には白く輝く歯になっていきます。

【ホームホワイトニングのメリット】
■ 薬剤の刺激が少ない
■ 歯科医院での時間が短く、通院の回数も少ない
■ 高額な機器を必要としないため、安価期できる可能性がある
■ 白くなりにくい歯でも、長く使用することで白くできる可能性がある
■ 後戻りが少ない
【ホームホワイトニングのデメリット】
■ 効果が現れるのに時間がかかる(1週間〜1ヶ月)
■ 人によっては、トレー装着に違和感を感じる
■ 毎日ある程度の時間を装着しなければならないので、続けるのに根気が必要
■ 白くする度合いのコントロールがしにくい
■ きちんと歯の清掃ができているのか、薬剤を誤って使用していないかを判断できない




ホームホワイトニングの流れ
1、カウンセリング
ホワイトニングが出来るかどうか、検査していきます。

2、歯型とり
歯の黄ばみに関するアドバイスを行い、ホームホワイトニングに使用するカスタムトレーを作るための歯型を取ります。
歯型をとり後日トレーをお渡しします。

3、歯のクリーニング
医院で歯のクリーニングをし、ホワイトニングキッドの使用説明をします。

4、自宅で
就寝前、就寝中にホームホワイトニング。

5、定期チェック
一週間ごとにホワイトニング剤の適否の判定をしさらに有効な薬剤へと変更します。

6、終了
最後に再度、歯の表面磨き+ホワイトニング完了後の歯色の診断。
個人差があるため期間についてはこの限りではありません。


インプラント

歯が失われた場所に、歯の根に変わるもの(人工歯根)をうめておきそれが骨としっかりついた段階で
(3〜6ヶ月かかる)人工の歯を接合していく治療法です。
歯があったときと同じような噛み心地と、外観の回復を行うものです。
インプラントのヘッドに人工の歯を固定すれば第二の永久歯として以前と同じように咬むことができます。

 

インプラントの埋め込み方法
1、人工歯根をあごの骨に埋め込みます
2、骨と結合したところ、人工歯根の上部に人工歯を取り付けるための土台をつけます
3、その上に人工歯を取り付けます

治療完了までおおよそ6〜9ヶ月かかります。その後は月に一度、定期的にチェックと清掃を受けます。
インプラントの費用は、本数、人工歯の材料などで違ってきます。まずは専門家にご相談下さい。
保険は利きませんが、高度先進医療の指定を受けている安全な治療です。

術後のホームケアはもちろん、歯科医院での定期健診やメンテナンスが必要です。
インプラントからの感染は、神経がないために自覚症状が出ません。膿やインプラントがぐらついてから
気が付くことが多いのですが、それでは手遅れです。定期的なチェック絶対必要な理由です。
術後は指示された期間ごとに、インプラントの状態、歯周組織の状態、噛み合わせなどをチェックします、
同時にインプラントやお口全体の専門的なクリーニングを行います。



 

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